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[007]ベーシックインカム

(2019.4.17投稿)
本日はベーシックインカムについて。
https://www.businessinsider.jp/post-33696

ベーシックインカムとは国が無条件で国民全員に給付するもの。
生活保護などと異なり、無条件給付なので審査や手続きが不要で、就職・再就職時の減額、給付停止などもないため、労働意欲を低下させないメリットもある。
(リンクの本文にもありますが、受給者に劣等感を与えないのも大きな要素ですね)
フィンランドの失業者を対象とした実験事例では月額580ユーロ(68,000円)が支給されるとのこと。

「所得の再分配制度の1つではあるが、あくまで支給されるのは生活に必要な最低限度額のみ。足りないと思う人が働いて稼ぐのは自由であり、市場の原理も残っている。」と言うところがミソですね。

格差が広がり続けることが宿命の資本主義の限界への対応として、社会主義・共産主義のデメリット(低生産性・閉塞感など)を超える新しい社会の在り方になるのではと期待します。
今日の行き過ぎた資本主義の進展による弊害は、格差以外にも現代の日本のように「落ちこぼれると生き地獄」と言う強迫感・焦燥感から発生する教育/就職の過度の競争・老後不安・犯罪・自殺などの様々な社会ストレスの背景になっていると思います。

財源確保のために中~高所得者層の負担が上がることになりますが、富の再配分機能はもう少し?もっと?強めないと理想の社会は実現できないと感じています。



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[006]小ネタ:〇〇主義 [社会]

(2019.3.19)
最近時ダイバーシティ(多様性)と言う言葉が飛び交っていますが、現在世界の主要な価値観である資本主義ではありますが、それ以外の価値観も尊重しないといけないですね。
私は資本主義・功利主義・効率重視にやや偏り過ぎているフシがあるので、他の価値観も理解・尊重して、過度に押し付けっぽくならないように気をつけねば、と

以下のリンクに4つの価値観が記載されています。
https://www.sankeibiz.jp/workstyle/news/190317/wsa1903170902002-n1.htm
(1)功利主義≒資本主義
(2)快楽主義
(3)タオ-Tao-道:あるがままで
(4)禁欲主義

後の記事に書く予定の「ベーシックインカム」が実装されて効果を発揮すれば功利主義以外でも心も生活も豊かな選択肢が広がるのではないかと期待します。


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[005]3大投資家の1人が日本の将来を占う [経済]

(2019.3.7投稿)
「2050年の日本は犯罪大国になる」とジム・ロジャーズが予測する理由
https://diamond.jp/articles/-/194291

昨日OECDが再び世界経済見通しを下方修正したのに続いて、本日は内閣府から景気が後退局面に入った可能性の高いことを示す「下方への局面変化」への下方修正の発表がありました。
3大投資家の1人と言われるジム・ロジャーズ氏も日本の未来に警鐘を鳴らしています。

経済が停滞していることを『日本化(Japanification)』なんて言う不名誉な表現が用いられているようです。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-11/PO1SMT6JIJW501

私は兼ねてから日本の将来を憂慮していますが、その理由は以下です。
【マクロ面】人口減少、経済成長の停滞、少子高齢化
【国民性】保守的、排他的、自由より安定、個より集団

政治の責任とする声もありますが、国民の代表である議員がやってるんだからこの状態で当然だとも思います。
グローバル化、IoT、人工知能と言った社会の構造が変わろうとしている時に保守的であることは致命的です。鉄砲が発明されているのに剣と槍と馬で挑むようなもの?ダーウィンの理論でも衰退してしまうでしょう。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.

日本より先にBREXITで自滅している英国が衰退すると思いますが。

そう言えば先日、30年位前のイギリスでは、いま日本で叫ばれているような「働き方改革」に取り組んでいて、残業時間の削減などやっていた、と当時訪れていた人から聞きました。
イギリスの後を追うわけではないと思いますが、移民(外国人労働者)の排斥や自国優先主義などに傾倒すると自分で自分の首を絞めることになり衰退してしまうかも知れないですね。


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[004]中国の個人信用スコアリング [社会]

(2018.12.19投稿)
中国の信用スコアリングの話題です。
https://wisdom.nec.com/ja/business/2017041101/02.html
日本では個人情報の保護が厳しくマイナンバー制度もやっと導入されましたが活用は行政関連に留まっている状況です。

一方中国では記事の通りアリババ※が展開する、アリペイの決済履歴に基づく信用スコア
「芝麻(チーマー)信用」が様々なサービスに連携されています。
例えばホテルの利用に信用スコアの下限足切り(600点以下お断り!とか)があったり、
信用スコアが低い人は飛行機など公共交通機関のチケットが買えなかったりするそうです。

※中国の巨大IT企業群を米国のGAFAと同じように企業名の頭文字をとってBATJと言うくくりがあります。
B:百度(Baiduバイドゥ)、A:Alibaba(アリババ)、T:Tencent(テンセント)、J:京東商城(ジンドンショウジョウ、JD.com)

日本や欧米ではクレジットカードが間接的な信用情報として一般的で、決済履歴(クレジットヒストリー)が与信審査で使われる以外としては、ホテルやレストランでの優待などさりげなく、と言う印象です。

また、日本ではマイナンバー制度の導入時にも、「国民を番号で管理するのか!」と言う批判の声が上がりましたが、人間を番号化してさらにスコアリングして対応の差別をする、と言うのは社会経済の効率化や秩序管理には有効ですが倫理的あるいは平等権的には難しい問題である印象を受けますね。中国では抵抗なく受け入れられているようですが。

私も深センに行った時に、交通量のない歩行者信号が赤だったのを無視して渡ろうとしたら、『監視カメラが付いていて、顔認証で個人が特定され、Wechat(中国版LINE)に警告が来る』なんて言われて衝撃を受けましたが、今後公的な信用スコアが導入されるとそう言った行動監視がもっと広く一般的になって来ると思われます。(北京市は2020年から導入すると発表しています)

記事にも書かれていますが信用情報に目を付けてビジネス化したアリババの創業者ジャック・マー氏は凄いですね。(中国人の富裕層と言うとあまり良いイメージが無いかもしれませんが、彼は来年9月に引退した後は教育分野を中心とした慈善事業に専念する(元教師らしい)、と言うところも尊敬に値しますね)

芝麻信用のより具体的な記事はこちら
(社会信用システム、などでググればいくらでも出ると思います)
https://wired.jp/2018/06/26/china-social-credit/

なお、小ネタですが芝麻信用の「芝麻(チーマー)」とはゴマのことです。
(中華料理のゴマ団子のことを「芝麻球」(チーマーチュウ)といいますね)
アリババだけに『開けゴマ!』に関連したネーミングなんですね。


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[003]埼玉県がITS教材を導入


(2018.3.19)
知人の仕事(埼玉県の教育改革)が11/28のYahoo!ニュースに記載されました。
https://www.watch.impress.co.jp/kodomo_it/news/1156439.html

専用タブレットとクラウドコンテンツを活用した教材を導入して、
アナログや従来のシステムでは実現できなかった、次世代の教育に求められる
体験型・参加共創型教育の実現を目指す施策ですね。

単にITツールの導入による効率化そのものではなく、教育関係者が教材の選定や製作、
コミュニケーション等の校務に追われ、本来の「教育」に目を向けることができない現状に対し、
教材提供やコミュニケーションの効率化などにより校務人件費を外注することが大きな効果を生むことに
着目して予算を掛けて推進したところが革新的だと思います。
記事内のコメントにある通り、『現場の教員の管理のしやすさを重視』と言うところが大事ですよね。

教育機関側は端末代や保守費用を除いたクラウドやコンテンツの利用料は無料で、
システムベンダーであるGoogle側はシステム導入が広がれば生徒の数だけ端末=OSライセンスが売れ、
OSも普及することが収益源となるWin-Winのソリューションですね。端末代は生徒側が負担するのかな?
AcerやAsus製と書いてあるからSPECを過剰にしなければ3万円位ですかね。



タグ:its 教育
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[002]ティール組織 [組織論]

(2018.11.13投稿)
最初の話題です。
最近ティール組織と言う言葉に最近触れました。
ティールとは青緑色の意味で、集団組織の成熟度を色で表現したものです。

私はこの言葉に触れ、いくつか記事を読んで感銘を受けました。

https://hcm-jinjer.com/media/contents/b-contents-composition-teal-0305


・Red(赤):飛び抜けた個人によるマネジメント(暴力団や狼の群れなど)→再現性がない

・Amber(琥珀色):役割分担と階級組織によるマネジメント(軍隊や教会など)→変化に対応できない

・Yellow(黄):階級組織+昇格制度により流動性を確保(一般的な企業)→人間らしさの喪失(自主性と活気が失われる)、実力主義による精神的疲弊

・Green(緑):個人の多様性を重視し、積極的に権限移譲→(階級制度が残り意思決定は上位者)

・Teal(青緑):組織を一つの生命体とみなす自律的な組織。階級がなく組織の目的も、集まったメンバーにより進化する。
メンバーの生きがいをサポートする/しあう組織。リンク先にも紹介されている米のザッポス社の事例など

要は目的が共有されていれば管理や上位決済をしなくても仕事は回るし、働く側もやり甲斐とも幸福度が高い、と言う組織のこと。(仕事で言うと)

多くの企業はyellowとの記載がありますが、私の感覚では日系大企業はアンバーとイエローの間で、外資系やベンチャー企業がイエローと言う印象を受けました。
私が直近まで在籍していた日系大手製造業の会社もアンバー寄りのイエローな会社だったと思いますが、Redの要素も持っていることが他社にない強みだと思っています。

一方でGreen要素も某企業の企業哲学として謳われているものの、近年はマイクロマネジメントが強まってより自主性が失われる要因となっていると感じました。


また、会社を横断する組織であるプロジェクトチームは唯一社内でもGreen/Tealを率先して実施できている例でしたが社内の軋轢の板挟みになるなどそのギャップは大きなものでした。

先のリンクに例が出ているアメリカのザッポス社の例は素晴らしい組織だと思いますが、すべての企業にマッチするものでも無いようです。

現在所属する会社もイエローですが、ややグリーンな要素もあると感じています。
皆さんの所属する組織はどうですか?

例えば家族等も組織の1つですが歩合制のお小遣いでない場合は家計の決済は結構自主的に浪費とならないようになっていることも多いですよね?

フリーコメントで議論できればと思います。

ティール組織の考え方はホラクラシー(「一部」と「全部」の同一視主義 ※著者訳)とも言うようです。

【参考】ティール組織論の、より個人の意識にフォーカスした記事が以下です。情報が多くて恐縮ですが、さらに興味があればお読み下さい。

https://mirai.doda.jp/theme/essence/teal/

他にも学校のクラスのパターンでレッドからティールを例示したサイトもありました。
http://narusawabashiko.hatenablog.com/entry/2018/11/03/072603
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[001]記事の引っ越しを始めます。

最初の記事です。
今までは身内にだけ配信していましたが、広く意見交換を行いたいと思い、ブログにすることにしました。

社会・経済などのトピックスを中心として、「世界の仕組みを理解する」「誰もが幸せに生きられる社会の実現」をテーマに記事アップしていきたいと思います。
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